ABOUT

北海道の北部にある下川町。
私が住む人口3000人ちょっとの小さなこの町はその9割が森林という自然が豊かなところです。
この地で地元で育った木材を使用してうつわや一輪挿しなどを作っています。

使用している木材は曲がりや節などがあって家具などの材料にはならず、本来なら細かくされて
紙の原料になるものや燃料として燃やされてしまうもの。
または自分で森を持っているので、その手入れの際に出る間伐材です。

一点一点表情が異なるこのうつわに、その木が森で生きてきた時間を感じてもらえたら嬉しいです。
長い間森で育った樹々を少しでも活用したいと思っています。

うつわについて
丸太をチェーンソーで挽割り、乾燥させずに生の状態で削り上げています。
その後、2週間ほど乾燥させ食用のクルミオイルを塗って仕上げています。
その全ての工程を責任を持って一人で行っています。
ただ単に使えるだけではなく、ひとつの物としての存在意義があるようなうつわを作りたいと
思っています。

オイル塗装は一般的なウレタン塗装に比べ、染みになりやすく水にも弱いですが、環境にも人にも
優しい塗装です。
使い続けるうちに表面が強く滑らかになりますが、表面の乾燥が気になる場合はクルミ油や蜜蝋を軽く塗って下さい。
育てる気持ちでお使い頂けると幸いです。

下記の点にご注意下さい。
・乾いた状態で使うと染みになりやすいため、使用前に水で濡らすか薄く食用油を塗って下さい。
・熱いスープなどでの使用は変形や割れの可能性があるのでお控え下さい。
・使用後は、最小限の洗剤で洗い、後はよく乾燥させてください。
・電子レンジ・食洗器の使用はお控え下さい。

皮つきのうつわについて
皮つきのうつわは皮の部分が取れる場合があるので、取り扱いにご注意をお願いいたします。
料理などではなく菓子器や物入れとしてのご使用頂き、水洗いは避け乾いた布でふくようなお手入れをお願いいたします。

また、往復の送料をご負担頂ければ、無料にてメンテナンスもお受け致します。

https://kenji-usuda.com/

臼田健二
北海道上川郡下川町緑町木工芸センター内